しかし神奈川県内では、横浜市に次ぐ人口の多さを誇ります。
全国的に見ても、都道府県所在地のない市の中ではトップの人口。
江戸時代から人が集まる街で、現在も住宅街が広がります。
駅直結のラゾーナ川崎プラザは、家族連れでもデートでも楽しめるショッピングモール。
フードコートから映画館、多目的ホールまでが併設されたモールで、休日は多くの人でにぎわいます。
今回紹介するのは、川崎市内にあるおすすめの初詣スポットです。
・川崎大師
・稲毛神社
の2か所について詳しくまとめました。
川崎大師(かわさきだいし)
「厄除けのお大師さま」と呼ばれて親しまれているお寺。
大本堂で毎日欠かさずおこなわれているのが、護摩祈祷というお祈りです。
これは厄除けだけでなく、商売繁盛や所願成就を願うもの。
護摩(ごま)というのは、サンスクリット語の「homa(ホーマ)」という言葉を音で訳した語です。
「お供え」や「いけにえ」といった意味があるそう。
護摩祈祷というのは聞き慣れない言葉ですよね。
どんなふうにお祈りするのか調べてみると、煩悩の象徴とされる護摩木を、油やお香などと一緒に燃やして清める方法のようです。
これが毎日おこなわれているんですね。
大山門から境内に入り、左手にあるのが鐘楼堂です。大みそかの除夜の鐘はここで打ち鳴らされるのです。
その鐘楼堂のすぐそばにはやすらぎ橋なるものがあり、ここを渡ると金色の釈迦如来像に手を合わせることができます。
やすらぎ橋はあざやかな朱色に塗られ、欄干には悟りへ到達するまでをあらわした「種子(しゅじ)」という文字が刻まれています。
こちらは2017年の初詣の様子。
たくさんの参拝客がいて、お参りするまでに少し待たなければいけないようですね。
例年、三が日は終日混雑しています。
外で並んでも良いように、カイロやマフラーなどで防寒して初詣に向かいましょう。
最寄駅は川崎大師駅です。
川崎駅周辺から向かうには、京急川崎駅から小島新田行の京急大師線に乗り5分。
川崎大師駅で下車し、歩いて7分ほどの距離にお寺があります。
◇川崎大師
住所:神奈川県川崎市川崎区大師町4-48
TEL:044-266-3420
稲毛神社(いなげじんじゃ)
川崎駅から歩いて9分の位置にある神社です。
川崎市内を歩かずに移動できるので、市外から訪れた人でも迷わず到着できますね。
初詣を終えたあと駅に行き、ショッピングを楽しむのも楽しそうです。
稲毛神社がいつ完成したのかは明らかになっていません。
しかし、ご神木である銀杏の樹齢が推定1000年とされているため、かなり昔からある神社だということがわかりますね。
ご神徳は「勝」と「和」。
人生の困難や病気に打ち勝ち、和をもたらしてくれると考えられています。
境内には本殿のほかにも、子神社(ねのじんじゃ)、佐佐木神社、和嶋弁財天社などの境内社があります。
和嶋弁財天社は技芸上達のご利益を掲げているので「新年はあたらしく習い事を始めたい!」という人は参拝してみてはいかがですか?
また、拝殿前にいる狛犬は、
・上半身について願い事があるなら右の狛犬
・下半身について願い事があるなら左の狛犬
を撫でてから参拝するとご利益を得られるそう。
私は肩こりがつらいときがあるので、お参りするときは右の狛犬を撫でればいいのですね。ヒザに痛みがある人などは左の狛犬を撫でてからお参りしましょう。
◇稲毛神社
住所:神奈川県川崎市川崎区宮本町7−7
TEL:044-222-4554
おわりに
いかがでしたか?
2番目に紹介した稲毛神社は、境内に正岡子規の記念句碑があります。
川崎を読んだ「六郷の 橋まで来たり 春の風」という句が刻まれています。
参拝以外にも見どころがあるのはうれしいですね。
ぜひ来年の初詣の参考にしてみてください。